夏です。北イタリアにもいよいよ暑い季節がやって来ました。トスカーナでは既に38度の高温、一方こちらは陽射しは強くとも風が爽やかで、過ごしやすい7月です。
そんなある日、庭で初のバーベキュー・パーティーを開催しました。招待客は食の太いイタリア人たち。一体どの程度の肉を買ったらいいのか全く検討がつかず、メンバーの一人にアドヴァイスを頼むと…驚くべき量の肉、肉、肉! 未だかつてこんなに多くの肉が我が家のキッチンに並んだことはないほど、物凄いことになってしまいました。その上招待客メンバーたちが到着すると、それぞれが様々な食べ物&飲み物を大量に持参して来るので、テーブルの上はまるで王宮のバンケットのような勢いに。しかしこの皆さんの食べること食べること…。バーベキューが未体験なのをいいことに、コックはメンバーのひとり、家ではアグリ・ツーリズモのホテルをやっているという男性を抜擢したのですが、女性軍は一方「ソーセージはまだ〜?」「串焼きもそろそろ欲しいわよね〜。」と注文の多い客に早変わり。可哀想なコック係は汗をかきかき一晩中、肉を焼き続けていました。
そんなイタリアのガーデン・パーティーに欠かせないのが、アロマ・キャンドル。虫除け効果もあるシトロン・エキス配合のものが季節の人気商品です。柔らかな光がチラチラと揺れる庭には、遅くまで肉の香りと笑いが絶えずに流れ続けていました。
そして宴の過ぎ去った我が家では今、ビールの大樽とワイン、大量のジュースやケーキ、果物が冷蔵庫を賑わせています。少し多めに買っておいた肉の残りだけでも当分は生きて行けそうな気配。しかしこのアルコール類、飲めない私に一体どうしろというのでしょうね…。
2009年7月10日 シトロンの残り香が漂うアトリエより。
高野倉さかえ